陰線・陽線の連続性

 

僕のスキャルピングの手法は、1分足の陰線または陽線が連続するところを狙うというものです。

1分足を見ると分かると思いますが、陰線または陽線が数本連続している箇所があります。

中には、例えば上昇中で陽線が連続し、陰線を1~2本挟んでまた陽線が連続する場合とか、陰線と陽線が交互に現れるもみ合いの場面などもあります。

このようなところをできるだけ避けて、連続して出やすいところ狙っていくという手法なわけです。

 

どこでエントリーして決済するかは今回は述べませんが、ボリンジャーバンド内での位置やミドルラインを参考にしています。

1回で獲れるpipsは大きくはありませんが、損切りも小さいので損小利小や損小利中くらいで勝率がある程度保てればトータルで勝てると考えています。

 

今回は、連続性が実際にどのような確率なのかを少しだけ統計的に考えてみました。

アナログで数える方法しかスキルが無いので、たくさんのデータは取れませんが、傾向がちょっとは分からないかな?と思っています。

2020年3月13日(金)のドル円を8:00~12:00、12:00~15:00、15:00~18:00、18:00~21:00、21:00~24:00、24:00~3:00のブロックに分けて集計しています。

この日はドル円が極端に上昇した日で、サンプルとしてどうなの?っていう感じもありますが…

 

手作業なので、多少の数え間違いはあると思いますが、その辺はご勘弁を。

まずは、各ブロックの陰線陽線の出現割合です。

  ロウソク数 陰線数 陽線数 陰線(%) 陽線(%)
8:00~12:00 240 114 126 47.5 52.5
12:00~15:00 180 79 101 43.9 56.1
15:00~18:00 180 80 100 44.4 55.6
18:00~21:00 180 65 115 36.1 63.9
21:00~24:00 180 93 87 51.7 48.3
24:00~3:00 180 84 96 46.7 53.3
1140 515 625 45.2 54.8

上昇トレンドなので陽線が少し多めなのでしょうか?

それでも、だいたい半々なんですね。

 

次に、陰線から陽線が出た後に、続けて陽線が出た割合です。

  陰→陽 陰→陽陽 連続率(%)
8:00~12:00 58 33 56.9
12:00~15:00 45 20 44.4
15:00~18:00 43 23 53.5
18:00~21:00 42 29 69.0
21:00~24:00 48 22 45.8
24:00~3:00 37 23 62.2
273 150 54.9

陽線から陰線が出た後に、続けて陰線が出た割合です。

  陽→陰 陽→陰陰 連続率(%)
8:00~12:00 57 34 59.6
12:00~15:00 48 21 43.8
15:00~18:00 42 15 35.7
18:00~21:00 42 15 35.7
21:00~24:00 47 24 51.1
24:00~3:00 37 22 59.5
273 131 48.0

上昇トレンドだったこともあり、陽線が連続する割合の方が高いですね。

手法にするには確率が低そうにも見えますが、上記の避ける部分を排除することで確率が上がります。

また、ロウソク足の長さが一定ではなく、トレンド方向に長い傾向があるので、方向感が合えば勝率50%でもプラスになりやすいと思います。

今回はpipsは見ていないのでなんともですが…

 

次に、陰線→陽線→陽線と続いた時に、陽線が何回続いたかの統計です。

  陰→陽陽 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
8:00~12:00 33 17 10 3 1 1 1    
12:00~15:00 20 9 4 2 2 1 1   1
15:00~18:00 23 9 6 4 2 2      
18:00~21:00 29 11 6 8 1 1 2    
21:00~24:00 22 10 10 1 1        
24:00~3:00 23 7 7 6 1 1 1    
150 63 43 24 8 6 5 0 1
  陰→陽陽 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
8:00~12:00 33 51.5 30.3 9.1 3.0 3.0 3.0 0.0 0.0
12:00~15:00 20 45.0 20.0 10.0 10.0 5.0 5.0 0.0 5.0
15:00~18:00 23 39.1 26.1 17.4 8.7 8.7 0.0 0.0 0.0
18:00~21:00 29 37.9 20.7 27.6 3.4 3.4 6.9 0.0 0.0
21:00~24:00 22 45.5 45.5 4.5 4.5 0.0 0.0 0.0 0.0
24:00~3:00 23 30.4 30.4 26.1 4.3 4.3 4.3 0.0 0.0
150 42.0 28.7 16.0 5.3 4.0 3.3 0.0 0.7

 

陽線→陰線→陰線と続いた時に、陰線が何回続いてかの統計です。

  陽→陰陰 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
8:00~12:00 34 18 7 6 2 1      
12:00~15:00 21 14 5 1   1      
15:00~18:00 15 5 5 3 1   1    
18:00~21:00 15 8 4 3          
21:00~24:00 24 12 6 3 2 1      
24:00~3:00 22 9 7 2 2 1 1    
131 66 34 18 7 4 2 0 0
  陽→陰陰 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
8:00~12:00 34 52.9 20.6 17.6 5.9 2.9 0.0 0.0 0.0
12:00~15:00 21 66.7 23.8 4.8 0.0 4.8 0.0 0.0 0.0
15:00~18:00 15 33.3 33.3 20.0 6.7 0.0 6.7 0.0 0.0
18:00~21:00 15 53.3 26.7 20.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
21:00~24:00 24 50.0 25.0 12.5 8.3 4.2 0.0 0.0 0.0
24:00~3:00 22 40.9 31.8 9.1 9.1 4.5 4.5 0.0 0.0
131 50.4 26.0 13.7 5.3 3.1 1.5 0.0 0.0

 

だいたい4回までで90%ぐらいなので、決済の判断材料にもなりそうです。

ただ、中途半端になる可能性もあるかな?

今回のデータだけでは判断できないかもです。

 

今回は、連続性という点に絞って考察したわけですが、実際にはロウソク足の長さも重要です。

連続しているという事は、その方向に勢いがあるという事で、長めのロウソク足になりやすいです。

確率が50%でもpipsが上回る可能性はあるかなぁと考えていますが、手作業では集計が大変です。

プログラムでもできればなぁ…

 

結果的には、半々ぐらいにしか見えないかもしれませんが、実際にやっている僕からすると半々はある事が分かって安心な感じです。

避けた方が良い場所を避ければそれ以上になるわけですから。

5分足ならどうなのか?も気になるところですねー。

では、また。

 

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Posted by nagifx